■ ID | 154 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | Microcystis aeruginosaの培養におけるミクロシスチンと細胞外多糖類の変動 |
■ 著者 | 伊田健司
埼玉県環境科学国際センター 佐藤雄一 東洋大学工学部 川瀬義矩 東洋大学工学部 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第36回日本水環境学会年会、平成14年3月15日 |
■ 抄録・要旨 | アオコ(Microcystis aeruginosa)を非純粋培養系で培養し、アオコが代謝する毒素ミクロシスチン(MC)と糖類の変動について検討した。
増殖期に毒素ミクロシスチン(MC)は3種とも増加した。減少期には、RRとLRは大きく減少し、YRは減少が遅かった。終期には濃度が逆転した。この傾向は培養条件の違いに余り関係しなかった。液中へのMCの溶出は培養中ほとんど見られず、毒素は細胞中に存在した。MCの減少は、細胞数の減少だけではなく、1細胞当たりのMCの減少が見られたことから、細胞内でも代謝分解され、1細胞当たりのMCは培養日数の経過とともに暫減した。一方、細胞外シースは培養と共に徐々に増加し、細胞内の含有糖も変動はあるが増加した。MCと糖は別の代謝系で産生されることが伺われ、逆の傾向を示した。 |
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